闇の子どもたち

あんまりにも親が身勝手で担任が俺を信用していないことに腹が立って一人映画して来ました。

ココンまで京都から歩いて行ったので(←アホ)なんとかかった費用はたったの千円。

龍ちゃんの７月に東京で公開されてた映画、TOPLESSが２月にココンで上映するんだって。
２月と言えば受験真っ最中だけど見に行くかもしんない。←
ストーリー的にもちょっと気になってたんだよぉう…


結末を隠したいので本編も隠しません。
スクロール注意。


















一言で言うなら、“難しい事を考えたい人向けの映画”。
児童売春、幼児性愛、臓器提供に関する映画です。
話がぐちゃぐちゃしてて一見難しいけれど、頭は無心になりますよ。
長い評論読むよりも難しい。

ビラに佐藤浩市を使ったのは客寄せの為ですね、わかります。

出演者が江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、豊原さんと非常に豪華。
あおいちゃんの役が篤姫的な性格だったので篤姫視聴者の俺にとっては見やすかった。
妻夫木くんの役はハチクロの竹本くんみたいなヘタレ役。

出だしのＯＰからすごいインパクトでした。
それだけははっきり言える。


この映画ね、一人の新聞記者の物語とタイのＮＰＯに入った女の子の物語、隠し撮りの得意なカメラマンの青年の物語、花売りのタイ人の女の子の物語、人身売買の仲介人の青年の物語、ＮＰＯの代表を務める女の人の物語ってな感じに色んな人にスポットを当てた感じになってるんだよ。

メインはヤイルーンとセンラー、二人の少女。
お互いに名前を呼び合っているんだ、最後まで。
それがまた最初は怖いんだけどだんだん切なくて切なくて…。

臓器売買に関して調べる記者と子供の人権を守ろうとするＮＰＯ。
ＮＰＯの運営する学校に通っていた少女の小さな手紙がＮＰＯに届く事で物語は急速に動き出す。

ほんとに良い意味でさぶいぼが止まりませんでした。
要所要所で使われるドクンっていう心音が何だか凄く後ろを振り向きたい衝動を駆り立てます。
一番すごかったのは妻夫木くんが物乞いの少女の眠っている姿を撮る所。
あれは凄くああああああ…って感じでした。
あとはエイズで死にかけの少女の演技とホルモン剤の過剰投与で痙攣を起こす少年の演技。
あれはすごい。むしろ大人よりうまかった。

余談だけど江口洋介の肉体美がすげぇ。
すげぇ男らしくてうっかり惚れかけた←
あと、いちいち佐藤浩市の演技がうまくてちゃっかり尊敬してた。

犯される少年少女の演技が妙にリアルでびっくりした。
ってかリアルすぎて、怖い。
子どもたちの演技が妙に上手いもんだからリアリティが増して怖い。
まぁ一番アクセントになる少年の演技が残念だったのは仕方ないかな。

「俺はあんたを裏切ってる」
「気持ち悪い日本人と一緒にされたからだ。」
この２つのセリフが妙に引っかかった。




一番最後に自分の脳内で全てが繋がった瞬間が一番良かった。
あ～っ!!って感じ。
今年見た映画の中で一番良かったかもしんない。

江口洋介が実は児童性愛者やったってゆー、ね。

この結論がわかった瞬間っていうか、叫んだ瞬間に俺は気になってたセリフが一気に解決した。
確かに裏切ってるよなぁ…。

そして序盤から映ってた誰かと手を繋いでる少年は江口洋介視点な上に行先がホテルってゆー…
そうだと気づいた時のびっくり感がやばかったわ。

あとラストの江口洋介が首を吊ったっていう表現の仕方がすごく素敵やった。
風のやつがすげぇ効果的。
あと妻夫木くんの演技がナイスやった。
あの数秒の感覚がすげぇ素敵やった。

そのラストの鏡の周りの新聞記事達が理解がやばかった。
鏡に映る自分を見て「自分は悪人だ」と自分に理解させるっていうことか。みたいな。
それはたぶん人によって理解の仕方が変わるんやと思うけどね。

あー…もう時間たちすぎて書きたかったこと忘れた…
また今度！